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……確かに。
毎朝俺を起こしてくれたり、飯を作ってくれたり弁当も用意して、
由佳里は頑張っている……それなのに俺は由佳里を邪魔物の様に思ったり。
「改める……か」
『まぁ、今後は貴方次第。
監視役とか、そういうんじゃなくて、もっと仲良くやっていけるはず。
だって兄妹なんだから』
「でも、仲が良かったのは昔の話だ。
最後にあったのも10年近くも前の話だし、
……委員長知ってるだろ、俺が人を殴ったりするような人間だってこと」
その昔、中学の頃グレかけて問題もよく起こしていた。
自慢じゃないが“金獅子”なんてあだ名までつけられたこともある。
今は更正したつもりだか、昔に比べて俺はダメな人間になっちまったと思う。
『……さっき、言ったわよね。
貴方は小学校の頃から、昔から変わってない、って。
貴方は何も変わってない、問題ないわ。
それに、もし今が駄目だって言うならこれから変わっていけばいい話よ』
「……おう、ありがとな」
『まっ、頑張りなさい』
そう言うと委員長は席を立ち、自分の席へと向かった。
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