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んでもって放課後~
「うし、帰るか山田」
『む、すまない。
これから委員会でな、遅くなるから先に帰っててくれないか?』
「あぁ、そっかお前、委員長の手下だもんな」
『手下とはなんだ、副委員長と呼べ、副委員長と』
そう、山田は委員長と同じクラス委員で副委員長である。
「フッ、所詮、眼鏡は副か」
『ぬっ、貴様』
「ん~悔しいなら委員長にでもなってみな」
『ぐ』
「まぁ、委員長の中の委員長、
キングオブ委員長より委員長に相応しい人間はいないがな」
しかも、何故か毎回委員長と委員会が被る山田。
『くっ、藤原が委員長に相応しいのは同感だ』
……山田が認めるほどの委員長 藤原 香夜 恐るべし。
「まぁ、委員会ならしょうがねぇ……三河でも探すか」
『いや、三河ならアルバイトだと言っていたぞ』
「バイト?あいつバイトなんてやってたのか」
へぇ、バイト、知らんかった。
『うむ、商店街の辺りの店だそうだ』
「ふーん。
ならしょうがない一人で帰るとするぜ」
『うむ、気をつけて帰れよ』
「うーい」
と、言う訳で一人で帰る事となった。
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