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さて、その議題に対し兄さんを除く一族全員が会議を行われたわけですが……
結果、監視役には私が就く事となりました。
会議の途中には、
第二世代長女 宇佐美 夜美おばさまの子(御祖父様を第一世代とした場合)、
第三世代宇佐美家が長女 宇佐美 結花姉様が監視役に良いのではないか……との意見など意見が上がりました。
他の家からも自らの子を監視にと推す意見がありましたが、
どれもこれも、あわよくば兄さんを取り込み財力、家系ともに有利に……との意図に満ち、
表では最もらしい言葉を紡ぐ様は、
何と言うべきか……呆れるほか無いものでした。
ともあれ、村瀬に次ぎ地位の高い篠村が監視役になることは容易く、
その場で父に私を監視役にと願い、父が一族へ申し出る。
当然その申し出はまかり通ることとなり、
監視という役目を私は得る事となったわけです。
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