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……さて、いくら考えたところで暇は暇なのだが、
しかし、せっかくの三連休である、
ただ三日間を暇で過ごすのはもったいない。
「うーむ、どうしたものか」
と、考えている間に着替えた由佳里がリビングに戻ってきた、
『何がです、兄さん？』
「あぁ、
せっかくの三連休なんだし、三日間を無駄に過ごすのはもったいないなと」
『と言う事は三日間、暇なんですね？』
「まぁ、そうなる」
『なるほど』
「何がなるほどなんだ？」
『暇なら、１２時あたりにお買い物に言って来てください』
……由佳里に暇だと言ったのは失敗だったか
「あぁら？！１２時からワイドショー見なくっちゃ！そういう事だから１２時は忙しいんですの！ごめんなさいね！由佳里さん、わたくし忙しいんですの！それではごきげんよ、うぐッ！」
と、リビングから脱出を謀るも見事に衿元を捕まれてしまった。
『ようするに暇なんですね、文句言わず行ってください』
くそ、こうなったら断れまい……首が惜しいならば。
「……へい、わかりやした」
……とりあえず、一つ予定は埋まった。
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