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「すいませーん」
『はーい』
と、八百屋の奥から出てきたのは
「おぉ、三河じゃん」
『あ、村瀬くん！』
商店街でバイトをしてると聞いていたが
「なるほど、バイトって八百屋だったのか」
『うん、ここ親戚の人がやってるの。
ここの青果店は休日だけなんだどね』
「へー」
なかなか八百屋のエプロン的な物が似合っている。
『村瀬くんはお買い物かな？』
「あーそうそう、カレーの材料を買いに来たんだよ」
『カレーの材料？
今晩はカレーライスなんだ？』
「おうよ」
『村瀬くん、カレーライス作れるの？
以外に家庭的なんだね～』
「ん？いや、作んのは由佳里」
『由佳里？』
「あぁ、妹だよ」
『あれ、村瀬くん本当に妹さんいたの？』
「あぁ、正確には従妹なんだけどな」
『……それは山田くんには知られたくないね』
「……確かにな」
その後、いくらか会話をした後、
無事、買いに物を終え八百屋をあとにした。
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