246人が本棚に入れています
本棚に追加
んでもって、
商店街のアーケードを三輪車のスピードに合わせ、のんびりと歩いていると、
「パパ~!」
三輪車から降りて走りだすふみなちゃん。
いやぁ、まったく微笑ましい、かわいいという言葉に尽きる……
……断っておくが俺はロリコンではない断じてロリコンではない、山田と一緒にするなよ、いや、マジで、ロリコンじゃないから。
しかし、ふみなちゃんのパパともなれば、嘸、素敵なお父様に違いな……
『おう、ふみな!
お?チンジャーじゃねぇか!』
……いィィ?
そこにいた、ふみなちゃんのパピー
……何故か、黒い長靴に黒いゴム製のエプロンという格好、
いかにも、つい昨日見た魚屋のおっさんのよう……つか、魚屋のおっさん。
ふみなちゃんのパピーって……
「おめーかよ!」
『俺だぜ☆』
「俺だぜ☆、じゃねぇよ!ガッカリだよ!」
なんと言うことか、ふみなちゃんは魚屋の娘だったのだ。
……今、気づいたが、魚屋の看板には、達筆な文字で《ふみな》の、三文字が書かれていた。
……マジかよ。
最初のコメントを投稿しよう!