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すべてのものを平等に照らし、温める真昼の太陽よりも。
小さな小鳥に分けられる温もりしか持たない。
冷たい月と彼の住まう夜を選んだ、歌に語られる真昼の鳥も。
「……真昼の鳥は夜空の星の一つになって、夜の鳥になる。」
―――いつか終わる永遠(ヤクソク)。
それを知っていても尚、願うのはただ一つ。
夜の鳥は夜のままで。
どうか引き離さないで欲しい。
光などもう望まない。。
狂えるこの冷たい月が孤独にならぬよう、どうか
―――最期まで、共に。
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