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２階の廊下を歩いていくと、小さな物音のする部屋の、開いたドアの隙間から中を覗いた。
電気は消され、パソコンの明かりだけの部屋は新品の電化製品が囲まれ、
デスクのパソコン前で、実の兄がヘッドホンをして、アニメのエロ画像に夢中になっている。
机の横に置かれた、ティッシュの山となったゴミ箱を祐次は冷めた目で見やると、ドアを閉めて、奥の自分の部屋へと向かった。
ベッドと机とコンポだけの部屋の床に、青い表紙のノートが乱雑に散らばっている。
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