1.遅刻常習のバツって?

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 その時、未知と目が合って、何故か僚はドギマギと目線を外した。 「じゃあ、最後の曲に決定! いいよな悟?」 「うん」 「でさ、伴奏者はさ――」  そう言いながら、祐次は、未知と僚の方を見た。 「佐野しか居ないと思うんだよね。それで、指揮者がこいつ」 「えっ!」  祐次に指を差された僚は、大きな声を出した。 「賛成」  悟は少しニヤケて同意した。 「遅刻の罰だよ、澤村君」 「えー!!」  祐次はにやけて言い放ち、僚の隣の未知も小さく笑んだ。 .
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