3.頑張ってみましょか?

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 翌日の放課後の練習も、参加者は未知と僚、祐次、悟の4人だけだった。 「まぁ、やることやりますか」  体育館入口を見つめていた未知は、その僚の言葉に、切り替えるように笑んで、ピアノの前に座った。 「歌うのは、俺と悟くんの2人ってことっスね?」  顔を突き出すように聞いてきた祐次の頭を、僚は小突いて、 「そうだよ! ホラ、いくぞ」  と、未知に目配せをすると、慣れたように手を振り上げ、一寸狂わずに未知のピアノが響き始めた。 .
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