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白い寝間着から藍色の和服に着替え冠を被り廊下に出る
「今日もまだ寒いな……」
身を震わせながら庭に出て死霊の様子を見る
「ふむ……今日は死霊がおとなしい……
何か起こってなければ良いが……」
庭の様子を見てから使用人(?)達をたたき起こし朝の準備をさせる
「ふむ、地霊達の事がやはり気になるな
一応他の奴らにも話を聞くか」
準備を任せ、中庭へと歩を進める
「しかし……我々の中でちゃんと話が聞けそうなのがお燐だけだからな……
マトモな情報が入るか分からんな……
アイツも仕事があるしな」
中庭に到着
目的の相手であるお燐が目立つ服装な事もあり、簡単に見つける事ができた
向こうもこっちが来たのを見つけて、近づいてくる
「珍しいね。アンタがこんな暑い所にくるなんて」
珍しげに見るお燐
「ちょっと地霊達の様子が気になってな
マトモに話ができそうなお前を探していたんだ」
汗をダラダラ流しながら言う
ちなみに、この場所の温度は30℃ほどである
「あぁ~その事かぁ
ちょうど良いや、ちょっとついてきて」
更に中庭の奥へと進むお燐
「まったく……私を殺す気なのか……」
嫌な顔をしながらついていく男である
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