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「なるほどねぇ
地上の人間に力を借りるのも良いかもねぇ
さとり様はどうする?」
不安げに尋ねるお燐
「さとり様の事なら心配するな
この事はいちいちさとり様に言う事では無い
さとり様も暇だろうし、偶には地上の人間と戦うのも良い運動となるだろう
それ以外は、いつも通り仕事をすればうまくいく筈だ」
そう言いその場を立ち去る男
「さて、私も私の仕事をしますか」
再び使用人達の所に戻り、指示をする男
「各自朝食を食べたらいつも通り仕事をするんだ
ただ、中庭に関しては警備と機能の維持に必要なの以外は他の所の手伝いをしろ」
使用人全体に指示を出す
使用人が少なくなった所で食料から干し肉を取り出しかじる
干し肉を食べ終わると再び廊下へ出て、歩きながら予定を考える
「ふむ……それでは今日はさとり様に挨拶しに行った後は使用人の監視はいつも通り監視役に任せて暴走が終わるまで街に数日いるか」
呟くような声で言っていると一つの部屋の前に到着した
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