蛇蚊蠡~それはあんまり好きじゃないんだよ~

3/9

34人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
紅魔館で働き始めて5日目 この日もいつも通りの時間にさっちゃんが起こしに来た 灰汁「zzz...ルー」 コンコン ガチャ さ「灰汁愛理朝よ、起きなさい。」 灰汁「…後6800分…」 シュッ ブスッ 「ぎゃーーー!!!!頭がアタマガーー!!!!」 さっちゃんに頭目掛けてナイフを投げられ刺さった灰汁愛理 さ「さっさとしなさい。五分後に大食堂に集合よ。」 何事も無かったかのように部屋を出るさっちゃん 灰汁「イタイイタイイタイ!!!」 自分でナイフを抜く灰汁愛理 灰汁「イタイイタ… ふぅ…よし!今日も頑張ろうかな!!」 部屋に置かれた執事服(長い間タンスにしまわれていたせいで凄く匂う) に着替え、大食堂に向かった ~大食堂~ バン! 灰汁「おい~っす」 大食堂のドアを思いっきり開けて意気揚々に入る灰汁愛理 中には沢山の妖精メイドとさっちゃんが座っていた。 シュッ グサッ さ「遅いわよ」 灰汁「はにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」 さっちゃんが投げたナイフが灰汁愛理のデコに刺さる。 さ「さ…全員揃ったしメイド集会開始するわよ。」 妖精達「はい!」 灰汁「は…はい」 デコに刺さったナイフをとって何とか返事する灰汁愛理 ~30分後~ さ「はい…では今日のメイド集会は終了します。何か質問とかあるかしら?」 灰汁「は~~い」 壁に持たれた体制の灰汁愛理が手を上げる さ「何かしら?」 灰汁「あのさ~俺この仕事なかなか好きなんだよね~」 さ「あら、よかったじゃないの?」 灰汁「でもさ…」 さ「?」 灰汁「何で飯があんなに貧相なんだよ!!!!!」 その言葉でざわめきが起きる さ「…そうかしら?」 灰汁「そうだろ!!だって、朝は食パンとスープで昼無しで夜は食パンとスープって朝と一緒じゃねぇか!!!!!!」 さ「まぁ…私達はメイドだから仕方ないわよ…」 灰汁「ほ~ 俺知ってるんだぞ~お前がおぜう達の飯少し盗み食いしたり、味付けを間違えたふりをしてその飯食ってるの~」 さ「な…!!」 ざわざわ…ざわざわ… 灰汁「お前はいいがな…他のメイド達は腹を空かしてるんだぞ~」 ざわざわ…ざわざわ… 妖精メイド達がさっちゃんの方を見る さ「な…何が言いたいのよ!!」 灰汁「なぁ…お前のつまみ食いワッショイを賭けて俺と勝負しないか?」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加