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紅魔館で働き始めて5日目
この日もいつも通りの時間にさっちゃんが起こしに来た
灰汁「zzz...ルー」
コンコン ガチャ
さ「灰汁愛理朝よ、起きなさい。」
灰汁「…後6800分…」
シュッ ブスッ
「ぎゃーーー!!!!頭がアタマガーー!!!!」
さっちゃんに頭目掛けてナイフを投げられ刺さった灰汁愛理
さ「さっさとしなさい。五分後に大食堂に集合よ。」
何事も無かったかのように部屋を出るさっちゃん
灰汁「イタイイタイイタイ!!!」
自分でナイフを抜く灰汁愛理
灰汁「イタイイタ…
ふぅ…よし!今日も頑張ろうかな!!」
部屋に置かれた執事服(長い間タンスにしまわれていたせいで凄く匂う)
に着替え、大食堂に向かった
~大食堂~
バン!
灰汁「おい~っす」
大食堂のドアを思いっきり開けて意気揚々に入る灰汁愛理
中には沢山の妖精メイドとさっちゃんが座っていた。
シュッ グサッ
さ「遅いわよ」
灰汁「はにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
さっちゃんが投げたナイフが灰汁愛理のデコに刺さる。
さ「さ…全員揃ったしメイド集会開始するわよ。」
妖精達「はい!」
灰汁「は…はい」
デコに刺さったナイフをとって何とか返事する灰汁愛理
~30分後~
さ「はい…では今日のメイド集会は終了します。何か質問とかあるかしら?」
灰汁「は~~い」
壁に持たれた体制の灰汁愛理が手を上げる
さ「何かしら?」
灰汁「あのさ~俺この仕事なかなか好きなんだよね~」
さ「あら、よかったじゃないの?」
灰汁「でもさ…」
さ「?」
灰汁「何で飯があんなに貧相なんだよ!!!!!」
その言葉でざわめきが起きる
さ「…そうかしら?」
灰汁「そうだろ!!だって、朝は食パンとスープで昼無しで夜は食パンとスープって朝と一緒じゃねぇか!!!!!!」
さ「まぁ…私達はメイドだから仕方ないわよ…」
灰汁「ほ~
俺知ってるんだぞ~お前がおぜう達の飯少し盗み食いしたり、味付けを間違えたふりをしてその飯食ってるの~」
さ「な…!!」
ざわざわ…ざわざわ…
灰汁「お前はいいがな…他のメイド達は腹を空かしてるんだぞ~」
ざわざわ…ざわざわ…
妖精メイド達がさっちゃんの方を見る
さ「な…何が言いたいのよ!!」
灰汁「なぁ…お前のつまみ食いワッショイを賭けて俺と勝負しないか?」
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