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~引っ張られる事数分~
?「着きましたこぁ」
灰「へぁ?着いたのか?」
灰汁愛理は周りを見渡す…
しかし?が立ち止まった場所はさっきまでと同じで本と本棚しかない場所だった
勿論主も居ない
「何も…変わってないんだが?…もしかして間違えちゃったかな?」
?「むぅ~!私が間違えた思ってますねこぁ
では、見といてくださいこぁ!」
背中の羽をパタパタさせて本棚の上へと上がる ?
そして、一番上段にある青い本を押す
すると…
ゴゴゴゴ
と音がなり始め、周りの本棚が下に沈んでいく
灰「おぉ!」
みるみるうちに灰汁愛理が居た所が何も無い広い空間になっていく
「マジっすか…」
?「どうですか!間違って無いでしょこぁ!」
上に浮きながらエッヘンと威張る ?
灰「あぁ…疑って悪かった!」
?の方を見る灰汁愛理
?「えへへへ~
あ、灰汁愛理さんそこ危ないので横に移動してくださいこぁ」
灰「へ?」
と思った次の瞬間
灰汁愛理の両足の間から地面がゆっくりと開き始める
「ちょ!おま!!」
右側に跳び、倒れてからコロコロと転がり…
「セイ!」
本棚に思いっきり頭をぶつける灰汁愛理灰汁愛理が頭を押さえて悶えてると…
開いていた地面が止まる
開いた穴は3m程大きさまでなっていた
「なんと…まぁ…凄いトラップだな…」
頭を擦りながら穴を覗く灰汁愛理
?「トラップ?違いますよ灰汁愛理さん!これは主を呼ぶためのスペースを確保しただけですこぁ」
灰「主を…呼ぶ?」
?「まぁ…見てたらわかりますよ
あ、危ないので少し下がっていて下さいねこぁ」
灰「あ…あぁ」
除いていた穴から少し離れる灰汁愛理
?「さがりましたね?では…いくこあよ~」
と言うとさっき押した青い本をもう一度押す
すると…穴の中からシューと言う音が響き始める
灰「ん?何か音が…」
と言った次の瞬間
ドゴン!
っと言う爆音と共に穴の中から床が上がってきた
「うお!?」
床が上がってきた衝撃で図書室が揺れる
?「これぞ!秘技紅魔の隠れ図書室の術ですこぁ!!」
灰汁愛理に自慢げに話す ?
しかし…
灰汁「あ…あぁ…凄いんだけど…ここの主は?」
?「あ、もうすぐ落ちてきますよこぁ」
灰汁「へ?」 !「むきゅぁぁぁぁ」灰「へ!?」
灰汁愛理が上を向くと…
!「むぎゅらぁ!」灰「にゃう!」
灰汁愛理の上に紫色の物体が落ちてきた
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