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「きっ、君っ!」
盗賊らしき人達と会話で花を咲かせていると後ろにいた人逹の中にいたおじさんが声をかけてきた。
なんですかい?
俺今盗賊らしき人達と話してんだけど。
「今すぐにそいつらから離れなさい!」
「え?なんで?」
頭の上にクエスチョンマークを出して後ろのおっさんに訪ねてみる。
すると
「そいつらは悪名高い盗賊だ!君も聞いたことぐらいあるだろう!?ウルフルズという盗賊を!」
ガッツだぜ! パワフル魂~!
え?違う?
「あん? 兄ちゃん俺らのこと知らねぇで話しかけてたのか? 知ってて交友的に話しかけてたもんとばかり思ってたぜ」
んなわけないッス。
つか本物の盗賊と普通に話してた俺って馬鹿?
うん、馬鹿。
……自分で言ってて悲しくなってきた。
「まあいい。 兄ちゃんも来いよ。 奴隷労働者として売ってやっからよ」
ヘヘッと気味の悪い声で俺を嘲笑う。
…ここが夢かどうかはしらないけど、夢だとしてもやることはただ一つ。
それは、
逃げること!
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