†ボロボロの旅程†

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空港に9時過ぎのスタンバイ。 飛行機は、T市農業委員会を乗せ定刻に新千歳空港へ降り立つ。   ‥とほぼ同時に携帯が揺れた。   「はい。」   営業マンからの電話。普通なら出発時に「無事に出発した」と連絡がきても到着時間に連絡がくるのは珍しい。 理由は簡単。 到着ロビーへ出てきた時、待つ側が通話中では格好悪い。   第一印象が左右されてしまう。   ―携帯サイトから飛行機の到着を確認出来るのに。。。   手短かな用件である事を願うが、そんな訳にはいかなかった。   「蕎麦屋が人数分のメニューを用意出来ないって‥」 営業マンから2時間半後には到着する蕎麦屋の件だった。 手短かでも意味不明。   全くもって前日にFAX一枚の売り掛けの件よりも、数時間後の35名昼食を用意出来ないと言ってくる蕎麦屋の方が、非常識。    
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