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ドタバタと賑わう零番隊隊舎。
その屋根の上に1人の女性が立っていた。紫の髪、紫の瞳、その女性は蒼だった。
「隊長ー!こんなとこにいたんですか!」
ひょっこり顔を出したのは和久。彼の表情は困ったように怒っている。和久の手には数枚の書類が握られていた。
「仕事して下さい!」
『あれ?書類なんてあったっけ?』
「山のようにあるぜー」
そう下の廊下から言ったのは龍稀だった。彼の手には大量の書類。
『…あ、私、用があったんだった。ってことで後は任せたよ』
「蒼隊長!逃げないでください!双子も逃げて大変なんスから!!」
『双子なら浮竹んとこかもよ。捜して行っておいで。因みに藍は十番隊。私の書類は…唯、頼んだよ』
「蒼隊長の頼みとあらば喜んで!!」
唯が嬉しそうに廊下に出て蒼に言う。
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