始まり

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満月が光り輝くよる。 ある一つのビルの屋上に一人の女性と一匹の黒猫がいた。 女「いい夜だね・・・・クロ。」 女性は、黒猫にやわらかく笑って言った。 ク「ニャー・・・。」 クロと呼ばれた黒猫は女性に答えるように鳴いた。 おっと、紹介するのが遅れてしまっていたね。 この女性の名前は宮瀬 魅織(みやせ みお)。 この物語の主人公である。 さて本編に戻りましょう。 魅織は、クロの頭を撫でていた。 すると・・・・・・ バンッ 階段の扉が勢い良く開いた。 ?「魅織・・・・・。やはりここにいたんだな。」 魅織は、扉のほうにゆっくり振り返った。 そこには、少し若い男の人がいた。 み「・・・・ボスじゃないですか?・・・・・どうかしたんですか???」 ?「ボスはやめてくれって言ってるだろ💦ボスじゃなくて、お・と・う・さ・ん♪」 魅織は、深く呆れたようにため息をついた。 この男性は宮瀬 明(みやせ あきら)。 これでも一応、宮瀬組の組長。 そして、魅織の義父で一番の理解者である。 み「そうだね・・・・・・・・。これからは、気を付けるよお父さん・・・・。それで?どうかしたの??私これから出かけるんだけど💧」 魅織は、小さくため息をつくとニット帽をかぶった。
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