1人が本棚に入れています
本棚に追加
(逃げねぇと…)
朱希菜は隠し持っていたナイフで拘束された縄を取ると、起き上がった。
規矩が居なくなった事で能力は消えていた。
朱希菜は王子の部屋につくバルコニーに出て、下を覗き込んだ。
幸いにも人はいない。
(高さはざっと10mか。容易いな。)
朱希菜はそう考えると回りを確認した上で下へと飛び降りた。
(もう闇契に居たら捕まるな。光輝の方に行くか。)
そしてそのまま、朱希菜は光輝国の方に走っていった。
最初のコメントを投稿しよう!