Shapes Of Love

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文化祭も無事終わり、またいつもの生活に戻った。 ふと左隣を見てもあのふてぶてしく金髪で垂れ目の奴は居ない。 部活動を終えて数人とファーストフードで軽く腹ごしらえをして商店街をふらふら歩く。 すると、何処からか歌声が流れてきて足が自然と止まってしまった。その甘い歌声に背筋が一瞬震えた。 そんな藤原の行動に気付いた仲間の一人が不思議そうに声を掛けてきた。 「どないしてん?」 「…ん?いや…今流れとる曲…誰やったかなって」 ぎこちなくもまた歩みを進めながら答えを待つ。 「あー、ELTやん…もっちー可愛いやんな…お人形さんみたいで…」 「いーえるてぃ…か」 ー
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