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12月中旬 世間はクリスマスムードにドッペリと浸かり また、大学生もクリスマスムードに染まり始めていた。 そんな中 大学の自習室の個室に籠もり向かい合わせになりながら持ち込んだノートパソコンに何かを必死に打ち込む寂しい男子2人がいた。 「ア゙ァァァァァ終わんねー」 「しょうがなくね?俺がレポート始めない限りお前やんねーし、それに親切に教えてくれる友達なんて1人も居ねーんだから。」 悲しい事だが俺やコイツに関わろうとする奴は居ない…… 高校時代 関東一最強と恐れられた『黒星(black star)』の総長と族の潰し屋『夜鬼』と名付けられた俺 そこそこレベルの高い大学に入って3年が終わる手前だが人間のレベルは低い奴らばかりで未だに友達は出来ない。 講義には参加し真面目にやって頭も良いんだがレポート系は期限ギリギリまで手をつけない そんなだから、クリスマス前にも関わらず朝から引きこもってレポートをやってる訳だ。 ってか今日はやけに静かだなぁー まぁ俺らみたいなのは居るはずだけど、日曜日の昼過ぎに人は居ないか。  
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