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所変わって
ここは壬生浪士組屯所。
鬼の副長
土方 歳三の自室。
屯所内は
静まりかえっており
灯りがついているのは
この部屋だけだ。
「ねぇ、土方さん。」
「あ゛っ何だ?」
ここには
土方だけでなく
沖田もお邪魔していた。
「今日、久しぶりに
僕らの事を
嫌ってない人を見ました。」
彼はとても
嬉しそうな顔をしている。
「そりゃあ、珍しいこった。
今じゃあ俺らも
京のお尋ね者みてぇな
もんだからな。」
一方、土方は
少し自嘲気味に笑った。
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