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「じゃ、とっとと今日の授業範囲終わらせて自由時間にするぞ」
「俺らやんねーよ」
「1人で寂しくやってろー」
そう言って教室には下品な笑い声が響き渡った。
「あぁ、そうする。やんねーと給料下げられるしな。教室抜け出すやつ皆評価1だ」
「うわー最悪だー!!」
「まぁ、でも評価なんて俺はどうでもいいから俺の気分次第でどうにでもなる。…確かココは3以下取ったら進級できないんだろ?」
「それはねぇよ!!」
「サイテー野郎だ。」
「最後まで授業受けた奴は3以下つけねぇよ」
そんな言い合いをしてたらチャイムが鳴ってしまった。
「ふー…疲れた。お前等3は付いたぞ。じゃ、授業終わり」
ホスト教師が去ったクラスはザワついてた。
「あんな先公見たことねぇよ!!」
「まっ、でも…俺らの事軽蔑した目で見てこなかったよな。」
「あぁ、前の数学野郎はなかった。」
「あのさっぱりした性格は好きかもな」
と、意外にも好感触だった。
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