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屋上を出て次の時間授業は無いから準備室に戻り、扉を開けた
するとなぜか
「あーせんせぇやっと来たぁ」
奴がいた
「お前…なんでここに…」
「せんせぇと話したかったんだもん」
男が、もんって言うのは気色悪い。
が、こいつはすごい似合う。
そして自分がどんな事をしたら可愛く見えるか計算してるのも分かる
「もうチャイム鳴るぞ教室戻れ」
「えーせんせぇケチ…」
「あーそのウルウルした上目遣い可愛いなー」
「棒読みだよ?僕ね、せんせぇに自己紹介したくて来たの」
あー…そういや名前知らねぇや
「名前はねっ白川藍都-シラカワ アイト- 趣味はー
ハンティングとかかなぁ…」
は…?
「だからーせんせぇ覚悟しといてね?」
そう言って俺の頬にキスをして帰っていった
やっぱり奴は危険だな
「この俺があんなガキに狩られるかっつーの」
その声だけが虚しく数学準備室に響いた。
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