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その頃、盧植の所に、皇帝の側近、常侍が視察に来ていた。報告聞いた常侍はそんなことはどうでも言い、と言い、賄賂を要求してきた。
盧植は賄賂はやらないと告げると、常侍は怒り帰っていった。
数日後、劉備は盧植の元へ戻る途中、檻車を引く官軍に出会った。檻車にいるのは盧植だった。劉備は驚き、官軍に尋ねるが相手にされない。
渋々、賄賂を手渡すと、話すことを許可された。
「先生、どうされたのです」
「劉備か、常侍に賄賂を送らなかったら意味の分からぬ罪をかけられ、この様だ」
「先生、そんな理不尽な」
「劉備、この乱は黄巾だけではない。むしろ、皇帝よりも常侍の方が力をつけ、国事態が乱れているのだ。」
「必ず私がお助けします。それまで耐え抜いてください。」
こうして、盧植は連れていかれてしまった。
冷静な劉備も涙を流してかなしんでいた。
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