1502人が本棚に入れています
本棚に追加
/289ページ
その時
「莉子…?」
後ろから声がした。
恐る恐る振り返ってみると、そこには
「は…る兄?」
「やっぱ莉子か。久しぶりだな。」
昔とか全然違う晴兄がいた。
確か最後に会ったのが小学生の時だったから、変わるのは当たり前だけど、なんか初めて会った様な気がしてまた不安が増した。
「まあ家入れよ。疲れたろ?」
晴兄はそう言って家のドアを開けてくれた。
「あ、ありがと。おじゃまします。」
最初のコメントを投稿しよう!