第1章

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「…はあ。落ち着いた?」 笑いが止まったようで、晴兄は私に笑顔で聞いてくる。 「うん…。」 「そ?ならいいけど。」 私はそれから少しだけ落ち着いて晴兄と話しをした。 そうしているうちに、外はいつのまにか夕方になっていた。 「あ、もう夕方…。」 「おー、ほんとだ。そういや晩飯どうする?なんか食い行く?」 「……あたし作ろうか?」 「まじ!?莉子料理できんの?」 「一応ねっ。」 「じゃあ頼む。」
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