8人が本棚に入れています
本棚に追加
学校から帰り、お母さんとポメラニアンのかぐや姫にただいまと言いながら、二段飛ばし階段を登って、お泊まりの準備をする。
なぜ大嫌いな悠の家へ、泊まりたいか。
それは、本物の刀や畳などある、今では少ない和風の部屋がある家だから。
勿論私の家には、和室はない。
「パジャマはこれにしようかな?」
もう頭の中は、ウキウキでいっぱいだ。
一ヶ月前、さっきみたいなことで泊まったけど、和室があってビックリした。
「また行けるんだ…。」
パジャマを無意識に落としても気付かなかった。
最初のコメントを投稿しよう!