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『ははは、結局それで昼間から夜中まで12時間ほとんどラブホテルの前に居たんだ。』
よく通報されなかったな。そう言って笑い転げるコイツは佐久間 耕介。
腐れ縁の幼なじみである。
いつまでも笑い続ける佐久間が癇に障る。
ちっ!!だからお前は女に振られてばっかりなのだ。
顔だけは無駄にいいくせに。
「笑いごとじゃないわよ。紫外線と夜更かしはお肌の敵なのよ。
全くこれじゃ割に合わないわ。あのヘンタイ親父め。
奥さんに通常料金とは別に超高級エステ代も請求してやるんだから」
奥さんには罪はないだろう?そう言いながら
発作か何かと見間違うぐらいヒィヒィと転げまわっていた。
あまりの姿に呆れた私は話題を変えることにした。
「そんなことよりもアンタ仕事戻らなきゃいけないんじゃないの?」
『あっははは…今は大した事件もないし俺がいなくてもなんとかなるさ。』
そう佐久間は警察のしかも官僚だ。
国家公務員様々がこんな所でサボって笑い転げるとは…。
ケッ、人様の血税をむさぼりやがって、不祥事でも起こしてしまえっ!!
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