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相手も女の子、これ以上怖がらせる訳にもいかないし、何よりいち早く理玖と2人きりになりたい。
「行くわよ」
理玖の手を掴んで彼女に目を向けた。
「私、理玖とは別れないから。
とゆう訳で、話しは以上」
彼女は、瞼をしばたたかせた後。
小刻みに何度も頷いた。
理玖が怒っていた影響でなのかとか、私の強い口調でなのかとか。
それは私には分からないけども、私の気持ちを理解してくれたのだとしたら、凄く安心した。
その反面、素直に嬉しいとも思った。
もう彼女達は眼中にないようで、嬉しそうに私を見ている。
そんな理玖を引き連れて、校舎のほうに歩き出した。
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