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高校に入学して、早3ヶ月。
私は普通に学校生活を送っていた。
そんなある日。
入学してから1ヶ月の間で、美少年だ、と有名になった同級生の葉山理玖に、私は屋上に連れてこられた。
いや、正確に言えば連れ去られた。
それは数分前の出来事――。
友人と昼ご飯を食べようとした時のことだった。
葉山理玖が突然やってきて、私の腕を掴むや否や、強制的に連れ去ったのだ。
「……す、すみません。
突然連れ去ったりして……」
私を連れ去った張本人である、目の前の葉山理玖はもじもじしている。
「……」
はっきり言って、気持ち悪い。
美少年が、もじもじしてたら。
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