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    「黙りなさい、オスブタ。 でないと今ここでパン一にさせるわよ」 「うっ、やば……それ強烈」 卑劣な言葉を並べられて、ドMの理玖は、嬉しそうに自分を抱きかかえた。 男がここまでなると、誰もがキモいと思うだろう。 が、私はそうは思わない。 理玖のそんな姿に、酷く気持ちの良い物を感じるから。 あ、そうだ。 「理玖ちゃん。 あなたにお仕置きがあります。 着いてきなさい」 立ち上がり、理玖の手首を掴むと、引っ張って歩かせる。 「お仕置きって……。 あ、あかり?どこ行くわけ?」 「着いてこればわかるわよ」 ふふ。 野望決行だ。  
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