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  大半の女子から付き合っていることを猛反対されていても、男女どちらともなく、一握りの人には……。 多分、応援されている。 今し方、私達に向けられた言葉は、その中の人達だと思う。 そうでなければ、向けられる言葉は違うものの筈だから。 "SMカップル" そんな名が板についたのは、ひと月前。 発祥の元はどちら様か知らないけれど、それも言いたければ、勝手に言わせておけば良い。 「屋上じゃん。 もしかして、……屋上でお仕置き?」 屋上の扉を開けようとしたとき、後ろから尋ねられて振り返った。 眉を寄せて小首を傾げている理玖に、 「そうゆうこと」 私は笑顔を向けた。  
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