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「理玖意味わかんないこと、休み時間に叫んだじゃない?
そのおかげで私は注目された。
だから、お仕置き」
「ああ、なるほど、……って」
手を合わせ話しに乗ってきた理玖だが、それも束の間。
「なんでそうなんの?」
「だっていい気しなかったから。
理玖はMなんだし、されても別に構わないでしょ?」
ううっ、と心の声が聞こえてきそうな程、理玖の顔が引きつっている。
「だから、ね?」
一歩近づけば、理玖が一歩下がって。
また一歩近づく。
一歩、理玖が下がる。
「理玖?制服、脱ごうか」
「……は?ムリムリムリ!」
――ガシャン!
フェンスが、荒々しく音をたてた。
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