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「しかし、よく続いてるねー」
「ねー」
適当に返した私を紗英は一睨み。
悪気とか無くだろうけど、睨まれる理由はないと思う。
続いてる理由は、私が理玖を手放さないのもあるが、殆ど理玖にある。
私から見ても分かるぐらい、理玖は私にベタ惚れで、相当なんだな、と思うと少し優越感。
誰に対してとかではなく。
「りっくん、あかりにベタ惚れだけど。
その内冷めるんじゃない?
コキ使われまくって」
紗英が、嫌味に似たことを言ったとき。
「あかりー!ただいまっ」
理玖が戻ってきた。
「……はや」
紗英は呆気にとられるも、さすがりっくんだ、と感心したように頷いた。
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