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一方キッチンでは、スナコが包丁や鍋を華麗に振り回し4人分の夕飯を作っていた。
「お!今日はエビフライか!」
キッチンへ入ってきたのはスナコの天敵、高野恭平だ。
「で…出て行ってください!」
「いいじゃんか、一個ちょうだい。」
つまみ食いをしようとエビフライに手をつけようとしたした瞬間
「駄目です!」
スナコがエビフライを盛った皿を持ちヒラリと恭平をかわした。
「ちぇっケチ」
恭平はそう言ってすごすごとキッチンから出て行った。
「恭平、駄目だよキッチンに入っちゃ。スナコちゃんに怒られるよ。」
「腹減ったんだよ」
「どうせ追い返されたんでしょ?」
恭平は武長と雪に言われ少しムッとしてソファーに寝転んだ。
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