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入学式…
私こと佐藤シナは、中学校生活と言う不安と緊張に押し潰されそうだった。
緊張の余り、ぁっと言う間に式は進んで行った気がした。
退場する時、私にとって中学校生活を天国にも、地獄にも変えるような出会いがあった…。
退場は、クラスの男女が②人づつで歩いて行くもので、私は、まだ名前も知らない人と歩いた。
当時の私は、身長が140㌢くらぃしかなく、もちろん歩く幅が狭いため、その一緒に歩いている男の速度に合わせるのが大変だった。
すると、男の歩く速度が遅くなったのが分かった。
(ぁっ…この人、わざわざぁたしに速度合わせてくれた??…優しいなぁ。)
それが第一印象。
そして…その時の私はまだ気付いていないけど、その人の性格に一目惚れしてしまっていた。
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