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適当な会話を交わし家の近くまで来た
「あ!」
赤音は何かを思い出し背筋を伸ばす
「ごめん大ちゃん、あたしお買い物頼まれてたんだ先帰っててちょうだい」
「あ、あぁわかった」
「それじゃあ、また後でね」
そう言うと赤音は手を振りながら普段はまっすぐ行く道を右に曲がり走っていった
久しぶりに一人で帰る
いつもは赤音と帰っていた為一人で帰るのは新鮮だ
しばらく歩くと赤い屋根の自宅が見えてきた
と、玄関前には見慣れない黒い車が停めてある
車の横には黒いスーツにサングラスをつけた体格のいい男が立っていた
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