プロローグ

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8月。 夏休み真っ最中のこの季節。 ハルヒの命令によって夏休みでさえも呼び出されている。 いくらハルヒの命令とはいえ、こうも毎日集まるとなると流石に飽きがくるというものだ。 だが、古泉や長門、朝比奈さんまで居るのだから俺だけ行かないという訳にはいかず、こうして部室に来ている訳だが…… 何をするわけでもなく、だらだらしているだけのこの空間。 長門は相変わらずの読書。 古泉は何やら不気味な笑みでこちらを見てやがる。 朝比奈さんは……美味しいお茶を入れてくれている! そして、問題のハルヒはと言うと…… 例の団長席でぐでーんと、だらーんと机に倒れ込んでいる。 少しは団長らしくしろというものだが、こいつに言っても何の効果もないので、言わないでおく。
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