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お腹を
下にしたまんま
あたしの体は
のびている。
あっ、とゆう間に
あたしの旦那を解体した
あの
凄腕の蟻たちが
どうにも鈍い。
あたしは
赤いあたまで思う。
神様は
ほんとに優しくないなと。
この状況で
意外な事に
生きてた事に
新たに意味をもったんだ。
だから
いさぎよく、
蟻たちが楽なように
やわらかな腹を
天にさらしてあげたい。
ぜんぜん無理だけど。
ああ、
なんだか
じらったい。
あたしの体が。
はやく
だんごむしなんかも
やってきて
はやく
あたしも
自然に還してよ。
その方が
気持ちいい、きっと。
パッチン。
突然停電。
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