0人が本棚に入れています
本棚に追加
いけない
そんなわけない
小学校は田舎の山奥にあるため
私達が卒業して
同時に廃校になったはずだ
とりあえず落ち着き
今自分の置かれている状況を確認する
小学校の同窓会の帰りに
どういうわけか
ここに連れてこられた
携帯を開けるが
電源が何故か入らない
腕時計の針は
5時を指して止まっている
席を立ち教室を見渡す
得に怪しいものはない
小学校のときこっそり壁に書いた
名前が残っていたりと
昔に戻ったかのように
全てが当時のままだった
怖い
廃校になった小学校
なぜ自分はこんなとこにいるのか
逃げよう
そう思い教室のドアを開け……る前に
先に何者かにより
ドアが開いた
『っと(汗)
ってあれ?よっこチャン』
ドアを開けてはいってきたのは
親友のよっこチャンだった
よっこチャンは
誰よりも元気がよく
クラスのムードメーカーだった
一人だった不安が和らぎ
よっこチャンに
話しかけるが
なにもしゃべりかえしてくれない
顔は生気がないかのように無表情だ
最初のコメントを投稿しよう!