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いけない そんなわけない 小学校は田舎の山奥にあるため 私達が卒業して 同時に廃校になったはずだ とりあえず落ち着き 今自分の置かれている状況を確認する 小学校の同窓会の帰りに どういうわけか ここに連れてこられた 携帯を開けるが 電源が何故か入らない 腕時計の針は 5時を指して止まっている 席を立ち教室を見渡す 得に怪しいものはない 小学校のときこっそり壁に書いた 名前が残っていたりと 昔に戻ったかのように 全てが当時のままだった 怖い 廃校になった小学校 なぜ自分はこんなとこにいるのか 逃げよう そう思い教室のドアを開け……る前に 先に何者かにより ドアが開いた 『っと(汗) ってあれ?よっこチャン』 ドアを開けてはいってきたのは 親友のよっこチャンだった よっこチャンは 誰よりも元気がよく クラスのムードメーカーだった 一人だった不安が和らぎ よっこチャンに 話しかけるが なにもしゃべりかえしてくれない 顔は生気がないかのように無表情だ  
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