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その繰り返しがもう30分程続き 教室には自分を含め 10人もいないくらい減ってしまっている もう嫌だ こんなの嫌だ 自分がなにをしたというんだ 涙が流れた その間も数は減り あっという間に残ったのは自分とよっこチャンになった そのよっこチャンさえも消えてしまい 再び教室に一人になった そしてドンっという音は耳を抑えなければならないくらいまでになっていた テレビ画面にはまた砂嵐が流れる 一人になってしまったためようやく席を立つことができた テレビ画面に近づき ようやく砂嵐の異様さに気がついた コ ワ イ ヨ ト モ ダ チ ガ イ ナ ク ナ ッ テ ク ド ウ シ テ ク ル シ イ 『このテレビってもしかして……私?』 実際に流れている言葉は自分の気持ちだった そしてテレビ画面はプツンと電源が切れたかのように止まった テレビを治すといえば叩くしかない 唯一の光がこのテレビなのだ なんとしても 壊れてもらっては困る するとようやくテレビが付き 砂嵐が流れた 『ん?またなんか言葉変わって……………………………………………きやぁぁぁぁぁぁぁぁ』 私は驚きでテレビを倒してしまった  
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