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プロローグ
彼女の歌織からメールが来た。
✉「明日は土曜日だから泊まりに行ってもいい⁉」
キターー(≧∇≦)ー―‼
もちろん返事はオッケーだ。
帝王学を学ぶ前に、夜の帝王学を学ぶ事になりそうだ。
(下ネタかよ。)
翌日、彼女との待ち合わせ場所にバイクで向かった。
信号待ちで止まっていると彼女からのメールが。
✉「早く会いたいよ💕」
否応なしに高まる期待感。
前回歌織が部屋に来た時は
「気持ちの整理がつくまでもう少し待って」
の一言で何も出来ずに終わった俺だったが、今晩泊まりに来るって事は気持ちの整理がついたんだろう。
たぶん。
普段の言葉遣いは俺様的な俺だが、実はけっこう優しい性格で(自分で言うか?)その気になるまで待つ事にしていたが、思ったより速い展開になりそうだ。
たぶん。
バイクを走らせながら
(相手の気持ちまで分かるケータイがあればいいのにな…)
なんて事を考えながらメールの返事を打っていた。
突然目の前に黒猫が飛び出してきた‼
‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
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