プロローグ

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放課後 俺は一人残って教室の掃除と宿題をやっていた。 もちろん人助けだ。 当番の人達は遊びという重要な用事があるらしい。 その時 「あら、タカヒロ君今日もお掃除やってくれたの??」 彼女は確か同じクラスで生徒会長のサナエだったな。 品行方正、才色兼備で更に胸がでかい。 勇者たるもの女にうつつをのかしてはいけないが俺も男。 やはり胸に目がいってしまう。 「あぁみんな忙しいみたいだから俺が代わりにやってあげたんだ。」 彼女なら勇者の嫁として相応しいな… おっとそんな事はどうでもいい 「タカヒロ君…それなんて言うか分かる?? パシリってやつよ。」 「パシリではない。俺は困っている人助けたくてしょうがないんだ。それに自分から進んでやってる。」 彼女は俺を心配しているのか。なんて優しい人なんだ。 「あぁ…自分からなんだ。じゃあ戸締まりよろしくね♪」 そう言ってサナエは教室から出ていった。 (みんなタカヒロ君の事なんて言ってるかわかる?? 痛んだ勇者よ。)
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