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兎「・・・・」
蘭「・・・・」
ずっと立ち止まっている蘭君
兎「・・・どうしたんだろう。帰らないのかな」
(・・・やっぱり気まずいのかな)
~~~♪
いきなり鳴り出す携帯の着信
兎「!?」
蘭「・・・はい」
兎「・・・・ふぅ」
(なんだ、蘭君の携帯か)
蘭「なんだよ。お前かよ」
兎「・・・!?」
蘭「いい加減にしろよ。前に言っただろーが。いちいち学校にまで連絡すんなって」
兎「・・な・・な、に?」
(あ、あれ、蘭君だよね??)
蘭「うっせーんだよ。学校終わったら電話する。・・・ああ」
バッ
兎「・・・・」
蘭「・・・・」
兎「・・・・っ」
(あ、危ない・・・いきなり振り返って。ば、バレてないよね??)
蘭「おい。スカートみえてっぞ」
兎「えっ!?」
兎・蘭「・・・・・」
(し、しまった・・・)
つい声をあげてしまった
蘭「やっぱり、山本兎か」
兎「・・・・え」
蘭「何で人の告白現場なんて見てんの?なに?・・・ストーカー?」
兎「・・・はっ!?」
(顔はあの蘭君なのに・・・な、なに、こいつっ)
蘭「まさか、あんたに見つかるなんて思わなかったけど・・・まぁいいか」
ゆっくり近づいて来る
キ-ンコーン
昼休み終わりのチャイムが鳴り響く
兎「・・・・」
蘭「・・・・」
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