プロローグ

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―――ある時代、ある場所に“花弁の里”があった。 そこは木で周りを囲まれていて、ひっそりと存在する小さな小さな里だ。 しかしこの里はどの里よりも有名で、どの里よりも人気だった。 その理由は 【“花弁の里”の若い男の心臓を喰らうと不老不死になる】 という噂が流れているからだった。 その噂のせいで、里には黒い布に身を包んだ“シノビ”が毎日毎日やってくる。 しかし“花弁の里”の狙われた村人達は誰一人殺られていない。 それは、“警女官”という女の侍が、“シノビ”から村人を守っているからだ。 “警女官”は7人で構成されていて、どの“警女官”も優れた戦闘能力と知能をもっている。 そして、ユリの紋章が縫い付けてある上着を羽織っている。 男の侍が全くいないこの里を、彼女ら、“警女官”は今日も里を守る為に戦う―――――――…
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