Ｏｎｌｙ ＬＯＶＥＲＳ

嵐の訪れ

今日は久し振りの部活のオフ…
何して満喫しようかとか、計画を練っていた…
絶対上手く行く…筈だった…

「よし…こんなもんかな…」
（ガチャ）
「久し振り！次郎！」
「うわっ」
突然の後ろからの圧力。
でもこれは―…
「…っ、５秒以内に離れろ暁人！」
「フフ…久し振り次郎！」「なんでお前が此処に…」コイツは俺の従兄弟の暁人…そして１番嫌いな奴。
「なんでって、次郎が会いたがってたからな～」
「会いたがってねーよ！むしろ一生会いたくなかったし」
「もう、素直じゃ無いなー」
「十分素直だよ！１２０％本音だし！」
そんな言い合いをしていたら携帯が鳴る。
――――♪――――♪
「次郎、メールだよ。」
「…馬鹿！勝手に見んな！」
「…そんなに隠れて…まさか浮気か？！」
「そんな関係じゃねーし！……ぁ…！」
暁人を無視しながらメールの受信履歴を見るとそこには…
『源田幸次郎』
の文字…源田は俺の…そう恋人だ…///
メールの内容はこうだった。
『おはよう、佐久間！久し振りのオフは嬉しいけど、やっぱり佐久間に会いたくなって仕方が無いんだ…今から会いにいくな！』
「…………///」
凄く嬉しい…けど…これは大変だ！