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何気ない一日が始まって、いつもの様に、親しい友人達と顔をつきあわせながら学校を目指す。いつもの様に当たり障りのない会話を横で聞きながら歩いていく。数少ない自分の友人はどれもこれも一般的には、濃い性格をした奴等である。自分はあまり自分にも自分以外にもあまり興味が無いから大抵の話題にはついていけない。もっとも本人達もコアな人しか理解出来ない話題をしていると自己申告していたので全くを持っての素人の自分は入れないのである。因みに友人と言うのもこの横でハイテンションな会話をしているこいつらの自己申告である。別段、煩いとは思わない。大して気にならないと言うか期待みたいな、特別な感情をもてない。だけみたいなのだ。自分のことも大概は他人事。そう言う時に、世話やらちょっかいを掛けてくるのが横の奴等なのだ。
「あ、ねぇね!今度ネットの子達なんかと小規模のコス会みたいのしたいんだけど。一緒にしない!?」
「んー。」
「ほんと!?いいの?やっぱ持つべきもんはってーやつかな!あ、衣装とかはこっちでやるからお金の心配ナッシング!!丁度バイトの給料出っから。」
「いやいや、『んー。』とは言ってたけどおっけーしたわけじゃないでしょ?駄目だってぇ~無理やりは、只でさえ流されやすいのなんだかっさー。」
「いや!あれはおっけーな『んー。』だったね!!ほら、アクセントの仕方とかさ、見た感じもそんなんじゃんか。」
「いや~、それは本人に聞いてからそれを言おうよ。推測は駄目だって因みにおっけーだったらどんな衣装着せるつもりなのかい?」
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