僕と恐怖の温泉旅行「前編」

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~旅行当日~ 僕は目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。いつも通りに伸びをして、軽く腰をコキコキと鳴らした。 「おはようございます」 僕は店長の部屋に行き、とりあえず挨拶。すると店長はムクッと体を起こし「オッス、おら●空!」と人通りボケてきた。 僕は店長のボケをスルー(前にもやったボケだったからね)し、朝ごはんの準備をしようとした。 が、 「あぁ今日は瀬高が作ってくるからいいぞ~」 「え、そうなんですか」 久しぶりだな~、人から朝ごはんを作ってもらえるなんて。 何?家ではって?もちろんパシられてましたよ……フッ。 「じゃあ僕、一宮起こして来ますね」 一宮とは中学生くらいの女の子で謎が深い奴のことだ。 僕の部屋の隣にいる部屋に入り、僕は一宮を起こし── 「あ、あぁ!● ● ● ● ●~~~」 スパーン!! 起こす前に一宮の頭に僕の黄金の左手で殴って思春期真っ盛りの女の子をやや荒い起こし方をした。
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