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そしてその厄介な方、というのはどうやら複数の様でした。
40代で、夫婦揃って働いている方、そして30代後半で佐伯主任と同じく主任職の方、合計で3人、という話でした。
そこで、何の嫌な仕事をしなければならないのか。
パチンコ店は、現場にいる従業員は、お店側としては年齢が若い人材を置きたがります。実際に体が資本のキツイ業務内容ですし、見た目的にも若い人の方がよい、そんな理由でしょうか。
仕事がある程度出来、勤務年数が重なると、管理職に就く。
更に、上の方々から気に入られたのならば、勤務年数関係なく直ぐにお店を任される、そんな人もいます。
但し、会社からの信用がなければ、いつまで経っても平社員のままです。
多額のお金が絡むパチンコ業界。
私も全てを知り得る訳ではないですが、今まで見てきた中ではあまりお金と綺麗に付き合っている人間に出会った事はありません。
訳アリ、と前に少し触れましたが。
借金を抱えて働いている方や、自己破産した方、この頃もまだそんな様な人も現場にいましたが、時代も変わり、明るい雰囲気を持つ様になったパチンコ店。
私のいた会社も、他のパチンコ店と同じく例外ではなく、雰囲気を変える為に若い人材を積極的に採用し、アルバイトの人達はよく入れ替わり立ち替わり、というのも見かけていました。
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